はじめに
平塚市・秦野市で在宅介護をしているご家族から、
「母の足が夕方になるとパンパンに腫れてしまう」
「最近、靴下の跡がくっきり残るようになった」
といった声をよく聞きます。
このような足のむくみ(下肢浮腫)は、要支援・要介護の高齢者に特に多く見られる症状です。
放置すると転倒や褥瘡(床ずれ)のリスクが高まるだけでなく、心臓や腎臓など全身の病気が隠れていることもあります。
この記事では、むくみが起こる原因と、ご自宅で受けられる訪問マッサージや**機能訓練(リハビリ)**がどのように役立つかを、地域密着型の視点で解説します。
高齢者の足がむくむ主な原因
むくみは、血液やリンパ液の流れが滞って体内に水分がたまることで起こります。
要支援・要介護の高齢者に多い原因として、以下が挙げられます。
1. 運動量の低下
歩行や立位が減ると、ふくらはぎの筋肉(“第二の心臓”と呼ばれる)がポンプの役割を果たせなくなり、血液やリンパ液が下半身にたまりやすくなります。
平塚市の花水川沿いや秦野市の弘法山公園など、坂道や階段が多い地域では「外出がつらい」と感じて活動量が減り、むくみが進行するケースも少なくありません。
2. 長時間同じ姿勢
ベッドや車椅子で長く座り続けることで、下半身に体重がかかり血流が停滞します。
特に要介護度が高い方は体位変換が少なく、むくみが慢性化しやすい傾向があります。
3. 心臓・腎臓・肝臓の機能低下
心不全や腎不全、肝硬変などが原因で体内の水分調整がうまくいかず、全身にむくみが現れることもあります。
「夕方だけでなく朝から足が腫れている」「顔や手までむくむ」場合は、医師の診察が必要です。
訪問マッサージでできること
訪問マッサージは単なる“リラクゼーション”ではなく、医療保険が使える在宅ケアとして、むくみ改善を目的にした施術が可能です。
- 血流とリンパの流れを促す指圧
国家資格を持つ施術者が、足首から太ももにかけてやさしく圧をかけ、血液やリンパ液の循環を促進。
これにより、むくみだけでなく冷えやだるさの軽減も期待できます。 - 関節可動域の維持・拡大
足首や膝をゆっくり動かし、関節が固まるのを防ぎます。
特に長時間座位の方は関節が硬くなりやすいため、可動域を保つことが転倒防止につながります。 - 機能訓練(簡単なリハビリ)
ベッド上でできる足首運動や太ももの筋トレなど、無理のない運動を一緒に行い、自宅で続けられる方法も指導します。
筋肉が動くことで“ポンプ機能”が働き、むくみが改善しやすくなります。
医療保険が使えるから安心
訪問マッサージは、医師の同意書があれば健康保険(医療保険)が適用されます。
そのため、1回あたり数百円~数千円程度の自己負担で継続的なケアが可能です。
手続きも治療院がサポートするため、ご家族の負担は最小限に抑えられます。
まとめ
足のむくみは「年齢のせい」とあきらめる必要はありません。
早めにケアを始めれば、転倒予防・廃用症候群(寝たきり)予防につながり、在宅生活の質を守ることができます。
平塚市・秦野市周辺で
- 夕方になると靴下の跡が残る
- 足がだるくて外出がつらい
- 介護している家族のむくみが心配
こんなお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談ください。
国家資格を持つ施術者が、ご自宅まで伺い指圧と機能訓練でサポートします。