ご家族のこんなお悩みはありませんか?
40〜60代のご家族から、老人ホームや介護施設に入所された親御さんについて、こんな声をよく伺います。
- 「施設に入ってから運動量が減り、体力が落ちていないか心配」
- 「寝たきりになってしまわないか不安」
- 「認知症が進んでしまうのではないか」
- 「体調をしっかり管理してもらえているのか気になる」
施設での生活は安全性が確保される一方で、活動量の減少や筋力低下といった新たな課題も生じやすいのが現実です。
こうしたご家族の不安を和らげるために役立つのが、訪問リハビリマッサージです。
訪問リハビリマッサージとは?
「マッサージ」という言葉からリラクゼーションを連想される方も多いですが、訪問リハビリマッサージは医師の同意に基づく医療サービスです。国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が施術を行い、健康保険も利用できます。
主な役割
- 筋力維持:筋肉のこわばりをやわらげ、筋力低下を予防
- 関節の柔軟性維持:可動域を広げ、関節拘縮を防ぐ
- 血行促進:血流を良くして、冷えやむくみの改善をサポート
- 日常生活動作(ADL)の維持:起き上がり・立ち上がりなどの動作を支援
老人ホーム入所後に多い4つの心配とリハビリマッサージの役割
1. 運動不足・寝たきりの不安
施設では安全のために活動が制限され、廃用症候群(動かさないことで機能が低下する状態)が進みやすくなります。
👉 訪問リハビリマッサージで受動的に体を動かすことで、寝たきり予防に役立ちます。
2. 認知症の進行リスク
マッサージによる触覚刺激や施術者との会話は、脳へのよい刺激になります。
👉 継続的な関わりが、認知症の予防や進行緩和に寄与する可能性があります。
3. 転倒や怪我の心配
筋力低下や歩行の不安定さは転倒の大きな原因です。
👉 下肢の筋肉を中心にケアし、筋力とバランスを保つことで転倒リスクを減らします。
4. 体調管理の不安
高齢者に多い冷え・むくみ・便秘などの不調も、血行改善や自律神経への働きかけで軽減が期待できます。
👉 体調が整うことで、生活の質(QOL)の向上にもつながります。
健康保険が使えるから安心
訪問リハビリマッサージは医師の同意書があれば健康保険が適用されます。
- 自己負担は1〜3割
- 1回あたり数百円〜1,000円台程度
- 介護保険とは別枠で利用可能
経済的な負担を抑えながら、継続的に利用できるのが大きな安心材料です。
老人ホーム・介護施設でも利用可能
訪問リハビリマッサージは、自宅だけでなく**老人ホーム・特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)**などの施設入所者様にも提供可能です。
施設スタッフと連携しながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。
まとめ|ご家族の安心のために
老人ホームに入所した親御さんの「運動不足」「認知症」「転倒」「体調管理」は、多くのご家族が抱える共通の心配です。
訪問リハビリマッサージは、そうした悩みに寄り添い、利用者様の健康と生活の質を守るだけでなく、ご家族に安心を届けるサポートでもあります。
👉 具体的なお悩み別の解決方法については以下の記事もご覧ください。
- 老人ホームでの運動不足対策
- 認知症予防とリハビリマッサージ
- 高齢者の体調管理に役立つケア
- 筋力低下を防ぐリハビリマッサージ
- 施設でも利用できる費用と保険制度