パーキンソン病と嚥下障害(飲み込みにくさ)
ご家族が食事中に**「むせる」ことが増えたり、飲み込みに時間がかかったり**していませんか?
これはパーキンソン病の影響で起こる 「嚥下障害(えんげしょうがい)」 の可能性があります。
「年齢のせいかな」と見過ごされがちですが、嚥下障害は誤嚥性肺炎や栄養不足などにつながるリスクがあります。
嚥下障害を放置すると考えられるリスク
- 誤嚥性肺炎:食べ物や飲み物が気管に入り、炎症を起こすことがあります。
- 栄養不足:食べにくさから食欲が落ち、必要な栄養が不足する可能性があります。
- 生活の質の低下:食事が苦痛になると、楽しみや意欲が損なわれることもあります。
訪問リハビリマッサージでできること
訪問リハビリマッサージは、嚥下そのものの訓練(食べ物を使ったリハビリなど)を行うわけではありません。
しかし、嚥下に関わる筋肉や姿勢を整えるサポートをすることができます。
国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師がご自宅に伺い、次のようなケアを行います。
- 首・肩・胸まわりの筋肉をほぐす
嚥下に関わる部位の緊張をやわらげ、食事や呼吸に取り組みやすい状態を目指します。 - 姿勢の安定を支援する
食事時に首や体幹が安定するように整え、飲み込みやすい姿勢づくりをサポートします。 - 顎や口まわりの筋肉をやさしくケア
咀嚼や会話に関わる筋肉をゆるめることで、日常生活の動作を支える準備をします。
※嚥下訓練そのものは、言語聴覚士(ST)や医師の専門領域です。当院では必要に応じてかかりつけ医や他職種と連携し、より安全なケアにつなげていきます。
ご家族にとっての安心ポイント
- 通院・送迎の負担がない:自宅で施術が受けられるため、外出の手間が減ります。
- 健康保険が使える:医師の同意書があれば医療保険が適用され、自己負担は1〜3割程度。
- 専門家に任せられる安心感:介護をご家族だけで抱え込む必要がなくなります。
秦野・平塚での訪問対応
当院では秦野市・平塚市を中心に、パーキンソン病による嚥下障害や体のこわばりなどに対して訪問リハビリマッサージを行っています。
「食事のときによくむせる」「飲み込みにくそう」と感じる場合は、まずは一度ご相談ください。
ご本人とご家族が安心して暮らせるよう、心を込めてサポートいたします。
まとめ
- パーキンソン病では「嚥下障害(飲み込みにくさ)」が起こりやすい
- 放置すると 誤嚥性肺炎・栄養不足・生活の質低下 などにつながるリスクがある
- 訪問リハビリマッサージは 首・肩・顎まわりの筋肉や姿勢を整えるサポート を行う
- 嚥下訓練はSTや医師と連携して対応することが大切
パーキンソン病のリハビリマッサージをもっと詳しく知りたい方は、
👉パーキンソン病と向き合うご家族へ|体のこわばりを和らげる訪問リハビリマッサージをご覧ください。