(やよいマッサージ治療院|平塚市・秦野市・大磯町・伊勢原市 対応)
在宅介護では、介護をされる方の体に加え、介護する側の体も守ることがとても大切です。特に、おむつ交換や移乗介助の際に手首や腰を痛めるリスクは高く、「腰が痛いけど、介護は休めない」と無理をしてしまう方も少なくありません。
介護が継続できるよう、まずはご自身の体を守りましょう。そのために役立つのが「ボディメカニクス」です。
◆ 負担を減らす「ボディメカニクス」の基本
- 足を肩幅に開く(支持基底面を広く)
体の安定感が増し、少ない力で介助できます。 - 膝を曲げて重心を低く
前かがみではなく、腰を落とした姿勢で介助を。 - 相手に近づく
離れて介助すると腰に負担がかかります。体を密着させる意識が大切です。 - テコの原理を活用
関節を支点にすることで、力を効率的に使えます。 - 腕や脚をコンパクトにまとめる
曲げてもらうことで動かしやすくなります。 - 大きな筋肉を使う
背中・腹・太ももなどを意識して動かしましょう。
◆ 腰痛と関節ケアも大切
腰に負担をかけにくい高さで介助を行うことや、こまめに姿勢を変えることも重要です。日頃からラジオ体操などで全身の関節を動かす習慣も、将来の介護リスク軽減に役立ちます。