
「腕が曲がったまま伸びない…」脳梗塞後の痙縮と向き合うご家族へ
「親が脳梗塞で倒れてから、麻痺がある側の腕や指が硬くこわばって、思うように動かせない…」
このようなお悩みは、脳梗塞後の在宅介護を行うご家族に共通するものです。これは「痙縮(けいしゅく)」と呼ばれる後遺症かもしれません。痙縮が進行すると、関節が固まる拘縮(こうしゅく)につながり、着替えや入浴などの日常動作が困難になります。
しかし、痙縮は適切なリハビリ的ケアで和らげることが期待できます。ご家族が「なんとかしてあげたい」と思っても、何をすれば良いか分からないという不安を抱えているかもしれません。
痙縮(けいしゅく)の仕組みと放置した場合のリスク
痙縮とは、筋肉が過剰に緊張し、こわばってしまう状態を指します。脳梗塞によって脳からの指令がうまく伝わらなくなることで起こります。
この痙縮を放置すると、以下のようなリスクが高まります。
- 関節拘縮(こうしゅく): こわばりが続くと、関節が固まってしまい、動かせる範囲が狭くなります。
- 痛みや不快感: 過度な筋肉の緊張は、痛みや不快感の原因になります。
- 着替えや介護の負担増: 腕や脚が曲がったままになると、洋服の袖を通したり、靴を履かせたりすることが非常に難しくなります。
脳梗塞の後遺症で腕が曲がったままになり、洋服の脱ぎ着が大変で困っているご家族もいます。このように、痙縮は、ご本人のADL(日常生活動作)と、介護をするご家族の両方に大きな影響を与えます。
訪問マッサージが叶える痙縮のケア
当院の訪問マッサージは、痙縮を和らげ、ご本人の身体機能を維持・向上させることを目的としています。国家資格者がご自宅までお伺いし、マッサージを中心に、患者様の状態や目標に応じてリハビリ(機能訓練)を取り入れます。
1. やさしいマッサージで筋肉をリラックスさせる
強く揉むのではなく、優しく筋肉をなでるようにマッサージすることで、過剰に緊張した筋肉をリラックスさせます。これにより、血行が促進され、痙縮による痛みや不快感を和らげることが期待できます。
2. 専門的なストレッチで関節の動きをサポート
- 関節の可動域訓練: 無理な力を加えず、ゆっくりと関節を動かすストレッチを行います。これにより、固まってしまう拘縮の予防につながります。
- 正しい姿勢の維持: 筋肉のこわばりは姿勢の悪化を招きます。正しい姿勢を保つためのリハビリ的な機能訓練も組み合わせることで、歩行や立ち上がりの安定をサポートします。
脳梗塞後の痙縮のケアを続ける場合
脳梗塞後の痙縮で、足の指が常に曲がった状態になる方もいます。訪問マッサージと機能訓練を継続するなかで、足の指が少しずつ開き、靴が履きやすくなる方もいます。ただし、身体の状態や回復の程度には個人差があります。
専門家に定期的に見てもらえる安心感や、少しずつできることが増えていく実感は、ご本人とご家族の支えになります。
病院リハビリとの役割の違い
リハビリは、急性期・回復期・生活期にわたり、医療機関や在宅などで、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職によって行われます。当院の訪問マッサージは、それらの代わりではなく、マッサージを中心に、必要に応じて機能訓練を取り入れ、退院後の在宅生活で痙縮による身体機能の低下の予防を支えるサービスです。介護保険の訪問リハビリとは異なります。
- リハビリマッサージ: マッサージを中心に機能訓練を取り入れ、在宅での生活とQOL(生活の質)を維持。
- 病院リハビリ: 専門職による評価・訓練で、状態に応じた機能回復を目指す。
痙縮の治療には、内服薬やボツリヌス療法など医療的な方法もあり、主治医による治療が重要です。痙縮の状態に合わせた治療やリハビリについては、主治医にご相談ください。急に強い痛みや腫れが出た場合や、手足の動きが急に変わった場合は、マッサージより先に医療機関へご相談ください。
健康保険を利用した訪問マッサージは、筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮などの症状があり、自力での通院が困難な方が対象です。ご利用には、医師がマッサージを必要と認め、同意することが必要です。
まとめ
脳梗塞後の痙縮は、在宅で継続的なリハビリ的ケアを続けることで、悪化の予防やQOLの維持を目指せます。伊勢原市・厚木市・平塚市・秦野市・大磯町などにお住まいで、痙縮にお悩みの方は、やよいマッサージ治療院にご相談ください。
当院は、医療保険を利用した訪問マッサージで、ご本人とご家族の不安に寄り添い、在宅でのリハビリを丁寧にサポートします。
脳梗塞後のリハビリ方法をもっと詳しく知りたい方は、
👉 脳梗塞の後遺症が心配なご家族へ|訪問リハビリマッサージでできること をご覧ください。


