「体が少しずつ動かなくなってきた…」そんな不安を抱えていませんか?
「力が入りにくく、歩くのが大変になってきた」
「食事や着替えに時間がかかるようになった」
「病気の進行とともに、介護の負担も大きくなっている」
ALS(筋萎縮性側索硬化症)をはじめとする神経難病は、進行性の病気であり、少しずつ体の自由が奪われていきます。治療法が確立していないケースも多く、「病気とうまく付き合いながら生活していく」ことが現実的な目標になります。
その中で重要なのが、体の機能をできるだけ長く保つことです。ここで役立つのが、訪問リハビリマッサージです。
神経難病とは?
「神経難病」とは、脳や脊髄、神経や筋肉に障害が起きる進行性の病気をまとめた呼び方です。
主な神経難病の例
- ALS(筋萎縮性側索硬化症)
- パーキンソン病関連疾患
- 多発性硬化症
- 脊髄小脳変性症
いずれも「少しずつ体が動かなくなる」という共通点があり、筋力低下や歩行障害、嚥下障害(飲み込みの難しさ)など、生活に大きな影響を与えます。
神経難病でよく見られる症状
- 筋力の低下(手足に力が入らない)
- 関節のこわばりや動きにくさ
- 歩行の不安定さや転倒リスク
- 言葉が出にくい、声が小さくなる
- 飲み込みにくさ(嚥下障害)
- 呼吸が弱くなる
進行は人によって異なりますが、「昨日できたことが今日はできない」という変化に直面することが多く、本人だけでなくご家族の精神的負担も大きくなります。
神経難病の進行で起こる悪循環
- 筋力が落ちて動けなくなる
- 関節が硬くなり、さらに動きにくくなる
- 外出や会話が減り、気持ちもふさぎがちになる
- ご家族の介護負担が大きくなる
この悪循環を少しでも遅らせるために、**「できることを維持するためのケア」**が必要です。
訪問リハビリマッサージとは?
訪問リハビリマッサージは、国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が、ご自宅や施設に伺って施術を行うサービスです。
- 医師の同意書があれば健康保険が使える(自己負担1〜3割程度)
- 通院不要(在宅で施術可能)
- マッサージ+機能訓練で「動ける時間を長くする」ことを目指す
リラクゼーションではなく、医療の一環としてのリハビリです。
神経難病に訪問リハビリマッサージが役立つ理由
1. 筋肉のこわばりをやわらげる
難病の進行により、手足や体幹の筋肉はこわばりやすくなります。マッサージで筋肉をほぐし、動きやすさを少しでも保ちます。
2. 関節の動きを守る
動かさないと関節はすぐに固まります。施術者が関節をゆっくり動かす受動運動を行うことで、関節の可動域を維持し、寝たきりの予防につながります。
3. 筋力維持をサポート
無理のない範囲で機能訓練を取り入れ、残っている筋力を最大限に活かすことを目指します。
4. 嚥下・発声の間接的サポート
首・胸・肩まわりの筋肉を整えることで、飲み込みや発声のしやすさをサポートすることもあります。
5. ご家族の介護負担を軽減
通院の負担がなくなり、専門家がケアを担うことで、「一人で抱え込まなくていい」安心感が得られます。
実際の施術内容
- 筋肉をほぐすマッサージ(血流促進、緊張緩和)
- 関節可動域運動(拘縮予防)
- ベッド上での起き上がり・寝返りの練習
- 立ち上がりや歩行のサポート
- 状況に応じて呼吸・嚥下に関わる部位のケア
「病気を治す」のではなく、生活を支えるための施術です。
ご利用の流れ
- ご相談・お問い合わせ
まずは電話やメールでお気軽にご連絡ください。 - 医師の同意書を取得
かかりつけ医に「訪問リハビリマッサージを利用したい」と伝えていただきます。 - 施術開始
同意書が準備できたら、ご自宅に専門家が伺い、施術をスタートします。
費用の目安
- 1割負担:1回あたり 300〜600円程度
※施術部位によって変動します。
秦野市・平塚市で神経難病のケアをお考えの方へ
「病気の進行を少しでも遅らせたい」
「できることを長く維持したい」
「介護の負担を軽くしたい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
当院では秦野市・平塚市を中心に、神経難病と向き合うご本人とご家族を訪問リハビリマッサージで支えています。生活の質を守るために、できることを一緒に続けていきましょう。
まとめ
- 神経難病は進行性で、筋力低下・関節拘縮・歩行障害などが起こる
- 放置すると寝たきりや介護負担の増加につながる
- 訪問リハビリマッサージは、筋肉のこわばりや関節の硬さをやわらげ、動ける時間を延ばすサポートになる
- 健康保険が使えるため、安心して継続できる
- ご自宅や施設で受けられるので、ご家族の負担も軽減できる