「動かないこと」が病気を招く?
「退院してからベッドにいる時間が増えた」
「施設に入ってから歩く機会が減った」
「動かないから、筋力が落ちていないか心配」
そんな不安を抱えているご家族はいませんか?
病気やけがをきっかけに活動量が減ると、**「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」**と呼ばれる状態に陥ることがあります。
これは「動かないこと」が原因で、体や心の機能がどんどん低下してしまう状態です。進行すると、寝たきりや認知症の悪化にもつながるため、早めの予防と対策がとても重要です。
そこで役立つのが、訪問リハビリマッサージです。
廃用症候群とは?
廃用症候群は、けがや病気そのものではなく、「体を動かさないこと」が原因で起こります。
主な症状
- 筋力低下(足腰が弱り立ち上がりが難しくなる)
- 関節拘縮(関節が硬くなり動かなくなる)
- 心肺機能の低下(息切れしやすい)
- 骨密度の低下(骨折しやすくなる)
- 認知機能の低下(頭の働きが鈍る)
- うつ傾向や意欲低下
つまり「動かない」ことは、体だけでなく心の健康にも悪影響を及ぼすのです。
廃用症候群が進むとどうなる?
「歩かない → 筋力が落ちる → さらに歩けなくなる」
この悪循環が続くと、次のようなリスクが高まります。
- 寝たきり:立ち上がりや歩行が難しくなり、自分で動けなくなる
- 転倒・骨折:筋力やバランスを失い、転びやすくなる
- 要介護度の上昇:介護の手間が増え、ご家族の負担も大きくなる
だからこそ、「まだ大丈夫」と思っているうちから対策を始めることが大切です。
訪問リハビリマッサージとは?
訪問リハビリマッサージは、国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が、ご自宅や施設に伺って施術を行うサービスです。
- 医師の同意書があれば 健康保険が使える
- 自己負担は1〜3割程度
- 通院が難しい方でも 自宅で施術を受けられる
- マッサージ+機能訓練で「体を動かすきっかけ」を作る
「リラクゼーション」ではなく、医療サービスとしてのリハビリである点が特徴です。
廃用症候群に訪問リハビリマッサージが役立つ理由
1. 筋力低下を防ぐ
動かないと、筋力はあっという間に落ちてしまいます。マッサージで筋肉を柔らかくしつつ、施術者が関節を動かす受動運動を行うことで、筋力や関節の働きを保ちます。
2. 関節拘縮を予防する
「膝が曲がらない」「肩が上がらない」など、関節が固まると日常生活の動作が制限されます。定期的な施術で関節をゆっくり動かし、可動域を守ることが可能です。
3. 血流や代謝を改善する
長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、むくみや冷えが出やすくなります。マッサージで血液やリンパの流れを促し、体調不良をやわらげるサポートをします。
4. 気持ちの活性化につながる
「体に触れられる」「会話する」こと自体が、心の刺激になります。訪問リハビリマッサージは、認知症予防や意欲向上にもつながります。
ご利用の流れ
- ご相談・お問い合わせ
まずはお電話やメールでお気軽にご連絡ください。 - 医師の同意書を取得
かかりつけ医に「訪問リハビリマッサージを利用したい」と伝えていただきます。 - 施術スタート
同意書が準備できたら、ご自宅や施設に専門家が伺い、施術を開始します。
費用の目安
- 1割負担:1回あたり 300〜600円程度
※施術部位により変動します。
自費マッサージと比べても、続けやすい金額で安心です。
秦野市・平塚市で廃用症候群の予防をお考えの方へ
「最近、立ち上がるのが大変そう」
「歩く距離が減ってきた」
「このまま寝たきりにならないか心配」
そんなサインを感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
当院では秦野市・平塚市を中心に訪問リハビリマッサージを行っています。ご本人の体の状態に合わせ、無理のないリハビリを継続することで、動ける時間をできるだけ長く保つことを目指しています。
まとめ
- 廃用症候群は「動かないこと」で体や心が弱ってしまう状態
- 筋力低下・関節拘縮・認知機能低下など、生活に大きな影響を与える
- 訪問リハビリマッサージは、筋肉をほぐし、関節を守り、動くきっかけをつくる
- 健康保険が使えるから経済的にも安心
- ご自宅や施設で受けられるため、ご家族の負担も軽くなる