施設入居中でも油断できない「足のむくみ」

平塚市や秦野市の介護施設では、要支援・要介護の高齢者に**下肢浮腫(足のむくみ)**が多く見られます。
長時間同じ姿勢が続いたり、運動量が減ることで血流やリンパの流れが滞り、ふくらはぎや足首に水分がたまる状態が「浮腫」です。
初期段階では軽い腫れだけでも、放置すると皮膚トラブルや転倒リスクの上昇につながることがあります。

施設スタッフができる日常ケア

介護施設では、以下のような小さな習慣が浮腫対策になります。

  • 定期的な体位変換
     2時間に1回を目安に姿勢を変えることで血流を促進します。
  • 足の軽い運動やマッサージ
     足首を上下に動かす「足首回し」や、ふくらはぎをさすって血流を助けます。
  • 水分補給の見直し
     水分を控えすぎると血流が濃縮し、かえってむくみやすくなることもあります。

これらはスタッフが日常介助の中で取り入れやすく、家族も面会時に一緒に行うことが可能です。

訪問マッサージとの連携でさらに安心

医師の同意書があれば、**訪問マッサージ(医療保険適用)**を介護施設でも利用できます。
国家資格を持つ施術者が施設へ出向き、以下のようなサポートを提供します。

  • 血流を促す指圧・マッサージ
     ふくらはぎや太ももを丁寧に刺激して血液やリンパの流れを改善。
  • 関節可動域の維持・改善
     膝や足首をゆっくり動かす運動で、関節の硬さを防ぎます。
  • スタッフ・家族へのアドバイス
     自宅や施設で続けられる簡単な運動やポジショニング方法を提案します。

医療保険利用の流れ

  1. 施設またはご家族からお問い合わせ
  2. 無料体験・説明(施術内容や料金のご案内)
  3. かかりつけ医による同意書の発行
  4. 施術開始(施設内で対応)

介護施設に入居していても、在宅と同じように医療保険を使った訪問マッサージが可能です。
スタッフの負担軽減とご利用者の快適な生活の両立を目指すなら、ぜひご相談ください。

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