「介護保険の限度額が心配…」訪問マッサージは医療保険サービスです
「訪問マッサージを受けたいけど、介護保険の限度額を超えてしまうのでは?」
在宅介護をされているご家族から、このようなご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、医療保険の適用条件を満たす場合、訪問マッサージは介護保険の支給限度額とは別枠で利用できます。介護保険サービスとの併用も可能です。
医療保険と介護保険、それぞれの役割
訪問マッサージ(医療保険)
- 目的: 健康保険を利用した訪問マッサージは、筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮などの症状があり、自力での通院が困難な方が対象です。ご利用には、医師がマッサージを必要と認め、同意することが必要です。
- 提供者: 国家資格を持つ「あん摩マッサージ指圧師」が担当します。
- 費用: 医師の同意があり、所定の条件を満たす場合に、医療保険が適用されます。自己負担額は、負担割合に応じて1割〜3割となります。1割負担の場合、1回あたり465円〜653円が目安です。実際の金額は施術内容や同一建物で施術する人数などによって異なります。
介護サービス(介護保険)
- 目的: 食事、入浴、着替えといった日常生活の支援、あるいは通所や訪問でのリハビリ(訪問リハビリなど)を行います。
- 費用: 介護度に応じて支給限度額が定められています。
併用のメリット
訪問マッサージと介護サービスを併用することで、お互いに補い合い、より質の高い在宅ケアを実現できます。
- 介護保険の限度額を使い切っていても追加できます: 医療保険の適用条件を満たす場合、介護保険の支給限度額を使い切っていても、訪問マッサージを追加できます。
- 相乗効果: 訪問マッサージで体をほぐし、その後に介護保険のリハビリで体を動かす、といった連携も可能です。
「介護保険の訪問リハビリ」との違い
介護保険サービスの中には「訪問リハビリ」がありますが、訪問マッサージとは担当者と目的が異なります。
- 訪問リハビリ: 理学療法士などのリハビリ専門職が中心となり、日常生活の自立を目的とした機能訓練を行います。
- 訪問マッサージ: あん摩マッサージ指圧師が主体となり、マッサージを中心に、患者様の状態や目標に応じて関節運動や、必要に応じて立ち上がり・歩行練習などのリハビリ(機能訓練)を取り入れ、機能の維持・改善を目指します。
どちらも利用可能ですが、ケアプランを作成するケアマネージャーさんとよく相談し、重複しないように計画を立てることが重要です。
まとめ
医療保険の適用条件を満たす場合、訪問マッサージは介護保険の支給限度額とは別枠で利用でき、介護保険のサービスとも併用できます。ご本人の身体機能維持とご家族の介護負担軽減のために、両方の制度を上手に活用していきましょう。
ご不明な点があれば、お気軽にやよいマッサージ治療院にご相談ください。


