
ご家族の「不安な気持ち」に寄り添って
ご家族がパーキンソン病と診断されると、日常生活の中でさまざまな変化を感じることが増えていきます。
- 「最近、体が硬くなって動きにくそう」
- 「歩くときに転びそうで怖い」
- 「将来、寝たきりになってしまうのでは」
こうした不安を抱えるのは、決してあなただけではありません。パーキンソン病はゆっくりと進行していく病気だからこそ、早い段階から適切なケアを取り入れることが、ご本人の生活の質(QOL)を守り、ご家族の負担を軽くすることにつながります。
その一つの方法として注目されているのが、訪問マッサージです。
パーキンソン病とはどんな病気?
パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」が減少することで起こる神経疾患です。
主な症状としては以下が挙げられます。
- 手足の震え(振戦)
- 筋肉のこわばり(筋強剛)
- 体の動きが遅くなる(動作緩慢)
- 小刻み歩行やすり足歩行
進行に伴って、転倒や寝たきりのリスクも高まります。
「マッサージで良くなるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、ここでいう訪問マッサージは単なるリラクゼーションではありません。国家資格を持つ専門家が、マッサージを中心に、必要に応じて機能訓練(リハビリ)も取り入れて行う、医療保険の施術です。
訪問マッサージとは?
訪問マッサージは、医師の同意があり、所定の条件を満たす場合に健康保険を利用できるサービスです。
特徴
- ご自宅や施設に専門家が訪問
- 健康保険を使えるため自己負担は1〜3割程度
- 「マッサージ」を中心に、状態に応じて「機能訓練(リハビリ)」も取り入れる
つまり、通院の負担をなくしながら、医療的なケアを自宅で受けられるのが大きなメリットです。
パーキンソン病の方への訪問マッサージと機能訓練
1. 筋肉のこわばりをやわらげる
パーキンソン病の方は、筋肉が常に硬くなっている状態(筋強剛)が続きます。これを放置すると、動くたびに強い負担がかかり、さらに活動量が減ってしまいます。
マッサージによって筋肉をほぐすことで、体を動かしやすくし、「動き出すきっかけ」を作ります。
2. 関節の柔軟性を守る
体を動かさない時間が増えると、関節はどんどん硬くなり、可動域が狭くなります。これを関節拘縮(こうしゅく)といいます。
訪問マッサージでは、関節をゆっくりと動かす受動運動を取り入れ、関節が固まらないよう予防します。
3. 転倒リスクを減らす
小刻み歩行やすり足歩行は、パーキンソン病の方によく見られる症状です。転倒から骨折につながるケースも少なくありません。
施術によって下肢の筋肉をほぐし、立ち上がりや歩行の動作をサポートすることで、転倒リスクの軽減につなげます。
4. ご家族の負担を軽くする
「病院に連れていくのが大変」「送迎だけで一日が終わってしまう」
こうした声は本当に多く聞かれます。
訪問マッサージなら、ご自宅で施術が受けられるため、送迎や待ち時間の負担がなくなります。
ご家族が介護を一人で抱え込まなくていいという安心感が得られるのも、大きな魅力です。
実際の施術で行うこと
国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が、その方の症状に合わせて施術を行います。
- 筋肉をほぐす(血行促進、緊張緩和)
- 関節をゆっくり動かす(関節可動域を守る)
- 状態や目標に応じて、ベッドからの起き上がり、立ち上がり、歩行の練習
これらはすべて「できることを維持する」ための大切なリハビリです。
ご利用の流れ
- ご相談・お問い合わせ
まずはお電話やメールでご連絡ください。 - 医師の同意書を取得
ご利用についてご相談のうえ合意した後、当院またはご家族から主治医に訪問マッサージの同意書を依頼します。 - 施術スタート
ご都合のよい日時に訪問し、施術を開始します。
費用の目安
- 1割負担:1回あたり465円〜653円
※施術部位によって変動あり。
自費マッサージと比べても、継続しやすい費用で安心して利用できます。
パーキンソン病のリハビリをお探しの方へ
当院では、伊勢原市を拠点に、厚木市・平塚市・秦野市などで訪問マッサージを提供しています。
「最近、動きが硬くなってきた」
「転倒が増えて心配」
そんな不安を抱えているご家族へ。
ぜひ一度、ご相談ください。
ご本人が少しでも動きやすく、安心して生活できるように。
そしてご家族が介護を一人で背負い込まなくてもいいように。
心を込めてサポートさせていただきます。
まとめ
- パーキンソン病は、筋肉のこわばりや動作のしづらさが進行する病気
- 訪問マッサージは、筋肉・関節を守り、転倒や寝たきりの予防に役立つ
- ご家族の介護負担を軽減し、健康保険が使えるから続けやすい
「訪問マッサージ=リラクゼーション」ではなく、医師の同意に基づく医療保険の施術であり、必要に応じて機能訓練(リハビリ)も取り入れている点が大切なポイントです。


